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FinTechサービスの進化と我々の役割について

『会計業界とAI』という記事を書いてから半年以上が経過しました。
その間に、私は会計事務所の経営者として実務に邁進しながら、お客様にとって無駄なく手間なく会計業務や管理業務ができるよう、お客様の声を聞きながらサービスをブラッシュアップし続けています。

さまざまなご縁があり、おかげさまで顧問先様が少しずつ増えてきましたが、まだ決まったビジネスモデルがあるわけではなく、各社の実態とリソースに応じて少しずつバックオフィスを作り上げていく、という進め方がほとんどです。
クラウド会計をお勧めしたくとも、インターネットバンキングの利用に対してまだ不安をお持ちのお客様へは、まずはその安全性と効果の啓蒙から提案を始める必要があります。お客様ごとに異なる感覚と実状を、私の理想とする仕組みに統一的に乗せるところまではまだ至っていませんので、まだまだ私の頑張りどころは多分にあると考えています。

FinTechサービスの普及は、それ自体が目的ではありません。どれほどFinTechサービスが広まっても、ITでカバーしきれない経営の悩みや、数字の読み方、事業展開の相談など、人間にしかできない領域は十分にあります。会計業界にはITに任せることで不要になる仕事と、そうでない仕事が明確に存在するのです。

日々の帳簿と決算書はITが作る。
その決算書が、取引の結果を表す適正なものかを会計専門家が監査して判断する。
正しい決算書をもとにビジネスの方向性を経営者が描き、意思決定する。
経営者の描いた絵に会計専門家が寄り添い、色を塗ったり構図を整えたりする。
これが、私が考える、経営者とITと会計専門家の役割です。

ビジネスの結果を表す数値の意味をともに共有し、お客様の永い発展と幸せのために力を尽くせる会計専門家、私はそれを目指しています。

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